偉人の名言集 知性にも理論にもほもを説得する力はない

カテゴリ: 詩人

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

アエネーイス [ ウェルギリウス ]
価格:6050円(税込、送料無料) (2020/8/29時点)




見よ、かしこに悲しげにうずくまれる人々を。
そは罪なきに、われと己れの身を殺し、
光をいといて、自らその心を地獄に投げ入れたるなり。


往々にしていとも気紛れなる「時」の手が
こわれはてたる定命を縫い繕いたり。
往々にして運命はそのかつて倒したる人たちを
再びたすけ起して安らかなる所に連れ行けり。


まことに神は至る所に遍在す。
大地にも、海原にも、大空にも。
家畜も野獣も人間も、すべてはその生れ出るとき、
神より幾許かの生命を享けきたり、
生き終れば、分解して再び彼にかえる。
天上天下、死はいずこにもなし。


死せる指、打ち震えて、剣をつかみたり。


おお父よ、まことなりや、霊魂ここより天に上り、
更に再び重き身体を受けて地に降るとは。
何ゆえにこれらの不幸なる者どもは、
かくも激しく生をこい願うや。


あたかも海が定期的運動によりて、
或る時は渚におしよせ、泡だちて岩を掩い、
岸辺に遠くひろがるかと思えば、
或る時はまた、その持ち来たりし小石をさらいて、
再び遠く沖の方に帰りゆき、
岸をば干潟となすがごとく。


風に吹かれ雨にたたかれ年月に蝕まれて、
山の頂から崩れ落つる大磐石の、
落ちながら木々をも羊の群れをも人々をも、
皆ことごとくなぎ倒しおし転ばして行くがごとく。


われは生きたり。運命がわれに与えし行程を今や歩みつくせり。


聞くならく、これらの地はその昔、
唯一つの陸続きなりしかど、或るとき、
激しき地震によって相離れたりと。


胸の悲しみきわまりて路をひらき、
叫びとなりて出でたり。


彼の涙は流るるも、その心は折れず。

エミール・ヴェルハーレンは、誰なんですかね?

ベルギーの詩人兼劇作家です。

永井荷風の江戸芸術論に引用されています。


きのふの目標、あすの日は途の障礙ぞ、
 籠の戸いかに固いとも、
 思想はたえず相尅し
 とはに盡きぬはその饑渇。

變化あれよ、向上あれとは、この世の大法、
 不動の今がいかにして、
 現世の榮を引き廻はす
 大コムパスの支點となる。

過ぎし世の智慧といふもの何の益かある、
 授くるものは梭櫚の葉の
 危なげも無い勝利のみ。
 これを越えて飛べ、熱烈の夢。


人よ、攀ぢ難いあの山がいかに高いとも、
 飛躍の念さへ切せつならば、
 恐れるなかれ不可能の、
 金の駿馬をせめたてよ。

登れなほ高く、なほ遠く。たとひ賢しらに
 なんぢが心、山腹の
 泉のそばを慕ふとも、
 悦はすべて飛躍である。

途のなかばにとまる者は、やがて途に迷ふ。
 かつは苦みかつ悶え
 錯ち怒ることあつて
 燃立つ心に命がある。


人苟も飛躍せば、たえず己に超越せよ。
 われとおのれに驚けよ、
 頭果してこの熱に、
 堪へるか否かを問ふ勿れ。

不斷の慾のたえまない人の心を、
 攀ぢ難い山の上から、ましぐらに、
 未來めがけて不可能の、
 金の駿馬は推し上げる。


ほのぐらき黄金隠沼、
骨蓬の白くさけるに、
静かなる鷺の羽風は
徐に影を落しぬ。

水の面に影は漂ひ、
広ごりて、ころもに似たり。
天なるや、鳥の通路、
羽ばたきの音もたえだえ。

漁子のいと賢しらに
清らなる網をうてども、
空翔ける奇しき翼の
おとなひをゆめだにしらず。

また知らず日に夜をつぎて
溝のうち泥土の底
鬱憂の網に待つもの
久方の光に飛ぶを。


夕日の国は野も山も、その「平安」や「寂寥」の
黝の色の毛布もて掩へる如く、物寂びぬ。
万物凡て整ふり、折りめ正しく、ぬめらかに、
物の象も筋めよく、ビザンチン絵の式の如。

時雨村雨、中空を雨の矢数につんざきぬ。
見よ、一天は紺青の伽藍の廊の色にして、
今こそ時は西山に入日傾く夕まぐれ、
日の金色に烏羽玉の夜の白銀まじるらむ。

めぢの界に物も無し、唯遠長き並木路、
路に沿ひたる樫の樹は、巨人の列の佇立、
疎らに生ふる箒木や、新墾小田の末かけて、
鋤休めたる野らまでも領ずる顔の姿かな。


木立を見れば沙門等が野辺の送の営に、
夕暮がたの悲を心に痛み歩むごと、
また古の六部等が後世安楽の願かけて、
霊場詣、杖重く、番の御寺を訪ひしごと。

赤々として暮れかゝる入日の影は牡丹花の
眠れる如くうつろひて、河添馬道開けたり。
噫、冬枯や、法師めくかの行列を見てあれば、
たとしへもなく静かなる夕の空に二列、

瑠璃の御空の金砂子、星輝ける神前に
進み近づく夕づとめ、ゆくてを照らす星辰は
壇に捧ぐる御明の大燭台の心にして、
火こそみえけれ、其棹の閻浮提金ぞ隠れたる。


ほらあなめきし落窪の、
夢も曇るか、こもり沼は、
腹しめすまで浸りたる
まだら牡牛の水かひ場。

坂くだりゆく牧がむれ、
牛は練りあし、馬はだく、
時しもあれや、落日に
嘯き吼ゆる黄牛よ。

日のかぐろひの寂寞や、
色も、にほひも、日のかげも、
梢のしづく、夕栄も。

靄は刈穂のはふり衣、
夕闇とざす路遠み、
牛のうめきや、断末魔。


嗚呼、爛壊せる黄金の毒に中りし大都会、
石は叫び烟舞ひのぼり、
驕慢の円葢よ、塔よ、直立の石柱よ、
虚空は震ひ、労役のたぎち沸くを、
好むや、汝、この大畏怖を、叫喚を、
あはれ旅人、
悲みて夢うつら離りて行くか、濁世を、
つゝむ火焔の帯の停車場。

中空の山けたゝまし跳り過ぐる火輪の響。
なが胸を焦す早鐘、陰々と、とよもす音も、
この夕、都会に打ちぬ。炎上の焔、赤々、
千万の火粉の光、うちつけに面を照らし、
声黒きわめき、さけびは、妄執の心の矢声。
満身すべて涜聖の言葉に捩れ、
意志あへなくも狂瀾にのまれをはんぬ。
実に自らを矜りつゝ、将、咀ひぬる、あはれ、人の世。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ハイネ詩集改版 (新潮文庫) [ ハインリヒ・ハイネ ]
価格:506円(税込、送料無料) (2020/8/29時点)




ドイツが誇る詩人ハインリヒ・ハイネ。ユダヤ人です。


名前を見ただけで詩人だなと、すぐに考えてしまう名前。

一度聞いただけで、忘れられない名前。めがとんこいん。

(視聴者が)忘れられない。(売り)忘れた。早く忘れてよ。


詩人というのは妙な人種で、彼らには好きな道を歩ませてやらねばならない。彼らを常人の尺度で、いや常人ではない尺度でも図ってはならないのだ。

#カール・マルクス


ローレライは貴方の望む終戦の為には歌わない

終戦のローレライ

媚癒夢姉貴は貴方の望む終戦の為には我刃らない


わたしの歌が
花であつたらよからうに
わたしはそれをあの人に
送つて嗅がせてやるんだに

わたしの歌が
接吻であつたらよからうに
わたしはそれをこつそりと
あの人の頬におくらうに

わたしの歌が
豌豆であつたらよからうに
それをスウプに煮たならば
さぞやおいしいことだらうに


おまへは花にもたとへたい
ほんとに可愛くきれいでけがれてない
わたしはおまへを見るたびに
かなしい思ひにたへかねる

おぼえず兩手をさしのばし
おまへの頭へおしあてゝ
いつまでも可愛くきれいでけがれずにと
神に祈つてやりたくなる


外には雪がつもらうと
霰がふらうと荒れようと
窓ががたがた搖れようと
わたしはけつしてかなしむまい
なぜなれば、愛する人の面影と
春のたのしみとが胸に燃えるから


愛の甘つたるい、嘘ばつかりの言葉でもつて

わたしはわたしをおまへの胸にしつかり結びつけた
するとどうだらう、自分の繩にくゝられて
冗談が眞劍になつてしまふ

そこで極くもつともな理由から
おまへが冗談のやうにわたしから飛び去ると
地獄の力がわたしに迫つて來て
わたしは眞劍で自殺する


こんなに心が悲しいのは
一たいどうしたわけかしら
昔むかしの物語が
いつも心をはなれずに

あたりは冷たく暗くなり
ラインはしづかに流れてゐる
岸邊の山のいたゞきは
夕日の光にかゞやいて

山の上にはおどろくばかり
きれいな娘がすわつてゐて
黄金の飾りをかゞやかせ
黄金の髮を梳いてゐる

黄金の櫛で梳きながら
娘はしづかに歌をうたふ
心の底まで沁みこむやうな
はげしい調の歌をうたふ

小さな舟の舟人は
はげしい痛みにとらはれる
あぶない暗礁も目に附かず
山の上ばかりをながめやる

あゝ、やがては舟も舟人も
波に呑まれてしまふだらう
そしてこれはみなあの歌で
おまへがしたのだ、ロオレライ




征服されたギリシア人は、猛きローマを征服した

彼は嘗て望みたるものを早くも捨て、
今捨てたるばかりのものを再び欲す。
彼は常に動揺し、その人生は絶えざる矛盾。

過ちを恐れすぎてかえって罪を犯すことあり

海を統べ四季をととのえるものは何か。
星の運行は自力によるにや他力によるにや。
何故に月の輪はみつればやがて欠くるにや。
いかにして宇宙の調和は万物の不和より生ずるにや。

汝らは死の前日に、
石を刻み家を建てしむ。
しかも己れの墓石のことを思うことなし。

刃むかう敵には強くあれ。
恐れる敵には優しくあれ。

物事を従えよ。物事に従うことなかれ。

もし祭壇に触るる手さえ清ければ、
高価なる犠牲をささげずとも、
ただ麦と塩とを供えるのみにて、
怒れる氏神をもなだめうべし。

もしも君、よき胃と肺と脚とをもちたまわば、
王の富も、おん身の幸福に、何一つ付け加えざるべし。

何物も彼の堅き心をゆるがさざりき。
暴君のいかれる眼も、
アドリアの海をゆるがす雨かぜも、
雷火を投ぐるユピテルの腕も。

徳を愛すること余りに度を越ゆる時は、
賢者も奇人と言われ正しき者も不正の者とならん。

毎日はいつも汝がための最後の日なりと考えよ。
さすれば思わぬ今日を儲け得て喜ぶことをえん。

我らはみな同じ方向に押し流さる。
早かれ晩かれ、うちゆるる運命の壺の中より、
我らの札こぼれ落つるや、
われらはみなカロンの舟にのせられて、
永遠の死へと運ばれゆくなり。




婦人運動者にお勧めする。大抵の事は辛抱するが、何うか善い事をする時に、泣き顔だけは見せないやうに願ひたい。

一体芸術家といふものは、美しい山と美しい女とがあるとさへ言つたら、監獄のなかへでものこ/\蹤いて来るものなので、この二人の画家がそれがために伯耆くんだりまで往つたところで、少しも咎める事はない。

女は手紙の文句が長くさへあれば、相手の男を親切者だと思ひとつてしまふ。

「哲学」はこの世で出世をした輩は皆馬鹿者だといふ事を教へてくれる。

音楽は最高の芸術であるが、その音楽の批評家となるには、二つの資格が要る。一つには音楽が解つてはならない事、二つには解らない癖にお喋舌をしたい事、この二つをさへ兼ねる事が出来たなら立派な音楽批評家となり得る。

文章を書くものにとつて、句読点ほど疎かに出来ないものはない。

手品といふものは、余り沢山見ると下らなくなるが、一つ二つ見るのは面白いものだ。

人間は時々自分をナポレオンやソクラテスに比べるやうに、お菓子や眼薬の壜にも比べてみる必要がある。

すべて天才の事業を認めて心よりそれを崇拝するものは男よりも女に多いものだ。こんな時に、男はどうかすると、嫉妬に駆られて、けちを附けたがるものだが、女は割合に素直な心を持つてゐる。

女といふものは、男の悲しみは半分別けて呉れる、喜びは倍にして呉れる、そしておまけに費用は三倍にして呉れる――といふ程、男にとつて無くてならないものである。もしか世界に女が一人も居ないといふ事になると、それは男にとつて神様が一人も居ないといふ以上に大事件でなくてはならない。


薄田泣菫?誰それ?

と大多数の方は思われるかと。私も誰それでした。

たまたま決闘を調べていた時に知った。


日本の詩人であり随筆家です。


彼の代表作『茶話』は、お茶を飲みながら世間話をするという作品です。


非常に分量があるのですが、平易な文章で読みやすく、教養の幅が広く深い。


青空文庫で読めますので、是非読んで頂けたら。


決闘と言うと、皆さん何を思い浮かべるんですかね。

遊戯王?ライブ・ア・ライブ?荒野の決闘?

ガロア?プーシキン?ラッサ―ル?

私は、カラマーゾフの兄弟の第六部を思い浮かべる。

このページのトップヘ