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ナナ 新潮文庫 / エミール・ゾラ 【文庫】
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先づ、生理学が教へるやうに、遺伝、環境等によりて、人間の精神生活の機構を説明し、ついで、この人間を生理学者の手から引離して、社会的環境の中において見る。この社会的環境なるものは、人間自らがつくつたものであり、人間が毎日変へてゐるものであり、その中にありて人間自ら亦絶えず変化してゐるものなのである。

善悪を知悉し、人生、社会を統制し、遂には社会主義の全問題を解決することによりて確乎たる正義の基礎をすゑつけること、人間の一切の事業のうちで、これほど有益で、これほど道徳的な事業が又とあるだらうか?

『実験小説論』エミール・ゾラ


エミール・ゾラ、『ルーゴン・マッカール叢書』で知られるフランスの作家です。

日本のえっちな作家の永井荷風が好みました。

それよりも、「我弾劾する!」の方で有名だと思います。

ドレフュス事件は、有名だと思いますが、少しだけ説明しときます。

1894年フランスにおいて、ドイツへのスパイを行った人物がいると考え、内部調査を行いました。

アルフレド・ドレフュスというユダヤ人の大尉が、特に有力な証拠もないのに、犯人として逮捕されました。

それに対して、新聞一面で、エミール・ゾラが反論をします。

ドレフュス事件は、フランスを二分し、真実が何だったかは、闇に葬られたままです。


1『ルーゴン家の誕生』
2『獲物の分け前』
3『パリの胃袋』
4『プラッサンの征服』
5『ムーレ神父のあやまち』
6『ウージェーヌ・ルーゴン閣下』
7『居酒屋』
8『愛の一ページ』
9『ナナ』
10『ごった煮』


11『ボヌール・デ・ダム百貨店』
12『生きる歓び』
13『ジェルミナール』
14『制作』
15『大地』
16『夢』
17『獣人』
18『金』
19『壊滅』
20『パスカル博士』


ルーゴン・マッカール叢書は、ルーゴン家とマッカール家を中心に第二帝政下(1852~1870)のフランスを描いた作品で、全二十巻より成り立ちます。

簡単に言えば、ジョジョの奇妙な冒険シリーズを、思い浮かべて頂ければ良いかと。(酒!飲まずにはいられないッ!)

流石に全て説明するのは面倒、というより全部は読んでない、有名な作品だけ説明していきます。

『居酒屋』『ナナ』『ボヌール・デ・ダム百貨店』『ジェルミナール』『制作』

居酒屋、ルーゴン・マッカール叢書の七作目にあたります。

エミール・ゾラの代表作品。女一人と男二人の三角関係。

アルコール中毒、ドメスティック・バイオレンス。

慎まやかに暮らし、幸福な未来を見えそうにして・・・・・・更に不幸にする。演出が本当に上手い。

どうしようもないくらい、全く救いようのない作品です。


ナナ、ルーゴン・マッカール叢書の九作目にあたります。

ナナ、本名はアンナ・クーポー。

高級娼婦として、上流階級の男たちを虜にし、次々と破滅させてゆく。

最後には、自らも破滅する。

ファム・ファタールの作品です。

ファム・ファタールとは、男を破滅させる魔性の女を意味します。

プロスペル・メリメ『カルメン』や谷崎潤一郎『痴人の愛』等と、同系列の作品です。

画家エドゥアール・マネが、ナナの絵画を描いています。

エミール・ゾラの肖像も描いていますね。


ボヌール・デ・ダム百貨店、ルーゴン・マッカール叢書の十一作目にあたります。
百貨店を、題材にした作品です。

百貨店を、題材にした作品は、私の知るところあまり見かけない。もっと流行っていいかもしれぬ。

『ボヌール・デ・ダム百貨店』は、ほとんど知られていないが、非常に面白い作品です。

百貨店の裏事情が、事細かに書かれて、勉強になるのね。

そして珍しくこの作品は、ハッピーエンドで終わります。

(主人公以外がハッピーエンドとは言ってない)

これドラマ化したら、かなり人気がでると思う。誰がしてどうぞ。


制作、ルーゴン・マッカール叢書の十四作目にあたります。

子供時代エミール・ゾラは、フランスのエクスに引っ越します。

そこに馴染めず、いじめられていた時に、彼を救ったのが、

後に知られる画家ポール・セザンヌです。

この作品は、彼をモデルにしています。

主人公は、最後には精神を病み、自殺する。

あのさあ、ゾラっち、いったい何書いてくれんの?

とぶちぎられて、二人は仲違いします。

あたり前田のクラッカー。